早稲田大学政治経済学部(2006年度)西郷担当講義
講義の記録を目的としたページです。見栄えはよくありませんので、悪しからず。
(作成:西郷浩;掲示開始:2006年4月1日;最終更新:2007年1月19日)
ジャンプ:統計学入門 01(前期)・02(後期); 統計学(旧 統計理論)01(前期)・03(後期);計量分析入門02(前期)
統計学入門 01(前期)・02(後期)
l 曜日・時限・教室:01(前期) 水1・15-302;02(後期) 金1・6-311
l
教科書:東京大学教養学部統計学教室編(1991)『統計学入門』東京大学出版会
Ø 範囲:第1章から第3章
Ø 講義スライドあり
l 内容:記述統計学の基礎(1次元データの要約、2次元データの要約)
l 評価:期末試験
l 出席確認:あり
l 講義記録:01(前期)
1. 4月12日:講義のルール、講義の概要、翌週使用するデータの説明
2. 4月19日:第2章 1次元のデータ(度数分布の概念、度数分布表、ヒストグラム、ヒストグラムの見方、分布関数)pp. 18—26.
3. 4月26日:分布関数を利用した価格分布の分析(質問への回答)、第2章1次元のデータ(代表値)pp. 28—35.
4. 5月10日:第2章 1次元のデータ(散らばりの尺度、変数の標準化、偏差値)pp. 35—39.
5. 5月17日:第2章 1次元のデータ(ローレンツ曲線、ジニ係数)pp. 26—27.
6. 5月24日:第3章 2次元のデータ(散布図と分割表、相関係数、関連係数)pp. 41—54.
7. 5月31日:第3章 2次元のデータ(直線の当てはめ、決定係数)pp. 58—63.
8. 6月7日:第3章 2次元のデータ(残差プロット、平面の当てはめ、変数変換)pp. 63—64.
9. 6月14日:価格指数・数量指数・物価指数
10. 6月21日:消費者物価指数
11. 6月28日:需要分析(ビールの需要関数の計測)
12.
7月5日:人口統計(静態統計、動態統計)
13. 7月12日:人口統計(推計人口)、前期試験について
¨ 学生による授業評価にご協力を(2006年7月18日10:00から2006年8月1日17:00まで)。
l 講義記録:02(後期)
1. 10月6日:講義のルール、講義の概要、翌週使用するデータの説明
2. 10月13日:第2章 1次元のデータ(度数分布の概念、度数分布表、ヒストグラム、ヒストグラムの見方、分布関数)pp. 18—26.
3. 10月20日:分布関数を利用した全国物価統計調査の分析、第2章1次元のデータ(代表値)pp. 28—35.
4. 10月27日:第2章 1次元のデータ(散らばりの尺度、変数の標準化、偏差値)pp. 35—39.
5. 11月10日:第2章 1次元のデータ(ローレンツ曲線、ジニ係数)pp. 26—27.
6. 11月17日:第3章 2次元のデータ(散布図と分割表、相関係数、関連係数)pp. 41—54.
7. 11月24日:第3章 2次元のデータ(直線の当てはめ、決定係数)pp. 58—63.
8. 12月1日:第3章 2次元のデータ(残差プロット、平面の当てはめ、変数変換)pp. 63—64.
9. 12月8日:価格指数・数量指数・物価指数、消費者物価指数
10. 12月15日:消費者物価指数の続き、需要分析
11.
1月12日:人口統計(静態統計、動態統計)
12.
1月19日:人口統計(動態統計、人口推計)、学年末試験について
¨ 学年末試験に関する個別の質問にはお答えしません。
¨ 学生による授業評価にご協力を(2007年2月6日17:00まで)。
統計学(旧 統計理論)01(前期)・03(後期)
l 曜日・時限・教室:01(前期) 火1・7-218&金1・7-218;03(後期) 火2・3-402&金2・3-402
l
教科書:東京大学教養学部統計学教室編(1991)『統計学入門』東京大学出版会
Ø 範囲:第4章 から第13章
Ø 講義スライドあり
l 内容:推測統計学の基礎
l 評価:中間試験(6月2日実施予定)・期末試験
l 出席確認:あり
l 講義記録:01(前期)
1. 4月14日:講義のルール、教科書の提示、講義の内容、受講上の注意
2. 4月18日:第4章 確率(標本空間と事象、確率の定義、加法定理、条件つき確率と独立性、Bayesの定理)pp. 67—85.
3. 4月21日:問題4.1, 4.4, 4.7 の答え合わせ。
4.
4月25日:第5章 確率変数(確率変数、確率分布、期待値、分散)pp. 87—105.
¨ 紹介した文献
@ ゲルト・ギーゲレンツァー(吉田利子 訳)『数字に弱いあなたの驚くほど危険な生活』早川書房 2003年
A G. ブロム他(森真 訳)『確率問題ゼミ』シュプリンガー・フェアラーク東京 1995年
B デイヴィッド・ザルツブルグ(竹内惠行・熊谷悦生 訳)『統計学を拓いた異才たち』日本経済新聞社2006年
5. 4月28日:復習(集合の演算、期待値・分散)、問題5.3, 5.4
6.
5月2日:第6章 確率分布(二項分布、正規分布)pp. 111—113, 120—123.
¨
紹介した文献
@ 吉田洋一・赤攝也『数学序説』培風館 1961年
7. 5月9日:第4回スライドの問題解説、標準正規分布表の使い方(標準化、確率の求め方、など)。
8. 5月12日:第7章 多次元確率分布(同時分布、共分散、周辺分布、条件つき分布、確率変数の独立性、独立な確率変数の和)pp. 133—145, 148—150.
9. 5月16日:第7章 独立な確率変数の和(p. 150)、第8章 大数の法則・中心極限定理(pp. 155—170.)
10. 5月19日:第8章大数の法則・中心極限定理(中心極限定理の応用)pp. 170—172、第9章 標本抽出(母集団と標本、全数調査と標本調査、母数と統計量)pp. 175—186.
11. 5月23日:第9章 標本抽出(統計量の標本分布)pp. 186—190、第10章 正規分布からの標本(正規母集団からの標本にもとづく標本平均の分布)pp. 193—198.
12. 5月26日:第9章・第10章の要約(黒板を使った講義、χ2 分布、t分布、F分布)
13. 5月30日:第10回のスライドの練習問題、中間試験についての注意
14. 6月2日:中間試験
¨ スケジュール:9:00に答案用紙配付・配布完了次第試験開始・10:20分終了・回収+点検後退室
¨ 場所:7-218
¨ 持ち込み:すべて可(ただし、学部の規定によって持込が禁止されているものを除く)
¨ 鉛筆書き:可
¨ 範囲:第4章—第10章(講義で触れた範囲)
¨ 問題の構成:3問(事象の独立性、正規分布の使い方、二項分布の正規近似、など)
¨ 注意:今回(5月30日)の講義終了後、中間試験に関する個人的な質問には一切答えません。
15. 6月6日:第11章(点推定と区間推定、点推定の基準、点推定量をえるための手続き)pp. 213—223.
16. 6月9日:第11章(母平均の区間推定)pp. 226
17. 6月13日:中間試験の講評、問題11.3, 11.7 i)
ü 6月16日:休講(大雨・洪水警報発令のため。補講については後日発表。)
18. 6月20日:第11章(比率の区間推定、おまけ:母分散の区間推定)pp. 229--230、第12章 仮説検定(仮説検定の考え方、2つの過誤)pp. 233—236.
19. 6月23日:第12章 仮説検定(2つの過誤、帰無仮説・対立仮説、棄却域とその決定、右側検定・左側検定・両側検定)pp. 233—241.
20. 6月27日:第12章 仮説検定(右側検定・左側検定・両側検定、母比率の検定)pp. 240—241, 250.
21. 6月30日:第12章 仮説検定(母平均の差の検定、母比率の差の検定、小標本における母平均の差の検定)pp. 242—243.
22. 7月4日:第12章 仮説検定(Behrens—Fisherの問題、F検定、適合度検定、質的変数の独立性の検定)pp. 244—250.
23. 7月7日:第13章 回帰分析(データ発生のメカニズムとしての回帰モデル、最小二乗法、誤差項の分散の推定)pp. 257—263.
24. 7月11日:第13章 回帰分析(最小二乗推定量の標本分布、回帰係数についての推定・検定)pp. 267—270.
25. 7月12日(水)18:00-19:30 7—218 補講(6月16日分):第11章・第12章・第13章 問題演習
26. 7月14日:今後の学習のために、前期試験について、講義内容についての質疑応答
¨ 学生による授業評価にご協力を(2006年7月18日10:00から2006年8月1日17:00まで)。
l 講義記録:03(後期)
1. 10月3日:講義のルール、教科書の提示、講義の内容、受講上の注意、第4章 確率(ランダムネスと確率、標本空間と事象、確率の定義、加法定理、条件つき確率)pp. 78—82.
2. 10月6日:第4章(条件つき確率、乗法定理、事象の独立性、Bayesの定理)pp. 81—85.
¨
紹介した文献:
ゲルト・ギーゲレンツァー(吉田利子 訳)『数字に弱いあなたの驚くほど危険な生活』早川書房 2003年
3.
10月10日:問題練習(第4章 4.1, 4.4,
4.7)解説
4.
10月13日:第5章 確率変数(確率変数、確率分布、期待値、分散)pp. 87—98.
5. 10月16日:第5章 確率変数(変数変換と期待値・分散の変化、確率変数の標準化)pp. 96—99.
6. 10月20日:第5章 確率変数(確率変数の標準化)、第6章 確率分布(二項分布、ポアソン分布)pp. 111—116.
7. 10月24日:第4回スライドp.18の問題解説、第6章 確率分布(正規分布、正規分布表の見方)pp. 120—122.
8. 10月27日:標準正規分布表の使い方(標準化、確率の求め方、など)、第6章 確率分布(正規分布の利用)pp. 122—123、第7章 多次元の確率分布(同時確率分布と周辺確率分布、共分散)pp. 133—137.
9. 10月31日:標準正規分布票の使い方(復習)、第7章 多次元の確率分布(共分散、確率変数の和の分散、相関係数、無相関と独立)pp. 135—138.
10. 11月7日:第7章 多次元の確率分布(条件つき確率分布と確率変数の独立性)pp. 141—145.
11. 11月10日:第7章 多次元の確率分布(独立な確率変数の和・平均の期待値と分散)pp. 148—149.
12. 11月14日:第7章 多次元の確率分布(独立で同一の正規分布にしたがう確率変数の輪・平均の期待値・分散・確率分布)p. 151、第8章 大数の法則と中心極限定理(大数の法則、ベルヌーイ確率変数の期待値)pp. 155—162.
13. 11月17日:第8章 大数の法則と中心極限定理(ベルヌーイ確率変数の分散、中心極限定理、二項分布の正規近似)pp. 162—171.
14. 11月21日:第10回スライド pp. 3—6、第9章 標本分布(母集団と標本、標本抽出、母数と統計量)pp. 175—186.
15. 11月24日:中間試験
¨ スケジュール:10:40に答案用紙配付・配付完了次第試験開始(遅刻は11:05まで);12:00分終了・回収+点検後退室
¨ 場所:3-402
¨ 持ち込み:すべて可(ただし、学部の規定によって持込が禁止されているものを除く)
¨ 鉛筆書き:可
¨ 範囲:第4章—第8章(講義で触れた範囲)
¨ 問題の構成:3問(事象の独立性、確率、正規分布・二項分布の使い方など)
¨ 注意:11月17日の講義終了後、中間試験に関する個別の質問には一切答えません。
16. 11月28日:第9章 標本分布(無作為標本抽出、母数と統計量、統計量の標本分布)pp. 181—186、第11章 推定(点推定と区間推定)pp. 213—215.
17. 12月1日:第11章 推定(点推定量に望まれる性質、区間推定の基本的な考え方)pp. 215—225.
18. 12月5日:第11章 推定(母平均の区間推定[n が大きい場合と小さい場合])p. 226.
19. 12月8日:第11章 推定(二項母集団の母数の推定)pp. 229-230、第12章 仮説検定(検定の考え方)pp. 233—237.
20. 12月12日:第12章 仮説検定(検定の考え方、右側検定)pp. 237—239.
21. 12月15日:第12章 仮説検定(仮説の拡張、左側検定・両側検定)pp. 239—241.
22. 12月19日:第12章 仮説検定(比率の検定)p. 250.
23. 1月9日:第13章 回帰分析(データ発生の仕組みとしての回帰モデル、最小二乗法の原理)pp. 257—260.
24. 1月12日:第13章 回帰分析(最小二乗推定量の計算方法、最小二乗推定量が確率変数であることの意味、母回帰係数の推定)pp. 260—265.
25. 1月16日:第13章 回帰分析(最小二乗推定量の標本分布、母回帰係数の区間推定)pp. 267—268.
26. 1月19日:第13章 回帰分析(母回帰係数に関する検定)pp. 268—270、統計・計量分野科目紹介、学年末試験について
¨ 学年末試験に関する個別の質問にはお答えしません。
¨ 学生による授業評価にご協力を(2007年2月6日17:00まで)。
計量分析入門02(前期)
l 曜日・時限・教室:(前期)火5・4-307
l 教科書:縄田和満(2000)『Excelによる統計入門 第2版』朝倉書店
l 内容:MS Excel によるヒストグラムの作成、回帰分析の実行、モデルの評価・改善
l 評価:レポート(3回程度)+出席
l 出席確認:あり
l 講義記録:
1. 4月18日:講義の進め方・評価方法などの説明、データのダウンロードなどの実習
2. 4月25日:第2章 Excelによる表計算(式の入力、相対セル番地、絶対セル番地、罫線を引く、pp. 23—30.)
3. 5月2日:第3章 グラフの作成(棒グラフ、線グラフ、円グラフ、散布図、pp. 35—49.)
4. 5月9日:課題1用のデータのダウンロード、第4章の演習問題(データ入力は省略)、第5章 並べ替え、オートフィルタ(pp. 50, 56—62.)
Ø 課題1:演習問題3.5(p. 50)の中から2つを選び、1ページに印刷して提出せよ。
¨ 提出期限:2006年5月23日(火)授業開始時
¨ 用紙:A4用紙使用
¨ 注意:事務所で配布しているレポート表紙(ダウンロードできる)をつけること。
¨ 参考:ページ印刷(p.41)を参照のこと。
5. 5月16日:第6章 度数分布表による1次元データの整理・分析(pp. 71—80.)
6. 5月23日:課題1回、収第6章 度数分布表による1次元データの整理・分析(「統計学入門」データセット1:都道府県別中学校数 を利用した実習、代表値)pp. 83—85.
7. 5月30日:度数分布表・ヒストグラムの作成、代表値の計算、バラツキの指標(pp. 83—92.)
Ø 課題2:「統計学入門」データセット1 の都道府県別学校数(小学校・高等学校、短大、大学のいずれかひとつを選ぶ。)について、(1)度数分布表;(2)ヒストグラム;(3)累積度数グラフ;(4)代表値(算術平均・中央値・最頻値);(5)バラツキの尺度(範囲、四分位偏差、分散、標準偏差、変動係数)(6)ローレンツ曲線とジニ係数 を求め、提出せよ。
¨ 提出期限:2006年6月20日(火)授業開始時
¨ 用紙:A4用紙使用
¨ 事務所で配布しているレポート表紙(ダウンロードできる)をつけること。
¨ MS Word などにグラフを貼り付けて自分の文章を付し、レポートとしての体裁を整えること。
8. 6月6日:ローレンツ曲線の作成・ジニ係数の計算(pp. 80—82)、MS Excel の図をMS Word に貼り付ける方法、課題2実習、課題1返却。
9. 6月13日:第8章 二次元データの整理・分析(pp. 93—96, 173—174.)、「統計学入門」データセット2を使った実習。
10. 6月20日の予定:課題2回収、第8章 二次元データの整理・分析 の実習
Ø 実習:経済産業省「特定サービス産業実態調査」H16年 映画館 をもちいた分析
¨ x = (都道府県別映画館数)、y = (都道府県別映画入場者数)
¨ 実習1:散布図を作成する。
¨ 実習2:相関係数を計算し、y = a + b x を当てはめる。
¨ 実習3:当てはまり具合の検証(散布図に回帰直線を描き込む、残差プロットの検証)
¨ 実習4:対数変換の利用(対数変換の意味の体得)
11. 6月27日:第8章 二次元データの整理・分析 の実習(「統計学入門」データセット2)、課題3実習
Ø 課題3(論文考査):二次元(または多次元)データを整理・分析せよ。
¨ 提出期限:2006年7月11日(火)授業開始時(厳守)
¨ 用紙:A4用紙使用
¨ 事務所で配布しているレポート表紙(ダウンロードできる)をつけること。
¨ MS Word などにグラフを貼り付けて自分の文章を付し、レポートとしての体裁を整えること。
¨ 使用資料:総務省統計研修所編『第55回 日本統計年鑑 平成18年』の都道府県別データ
¨ レポートの構成は以下の通りとすること。
1. 分析の目的(なぜ、自分の取り上げる関係が重要なのか)
2. 分析目的と選択した変数との関係(なぜ、分析目的を達成するために必要な変数となっているか)
3. 分析
a. 散布図・相関係数
b. 回帰式の推定
c. 当てはまり具合の検証
4. 考察・結論(当初の目的は達成されたか、達成されないとすれば何が原因か)
ü 本格的なレポート書くための参考文献:木下是雄(1994)『レポートの組み立て方』ちくま文芸文庫
12. 7月4日:課題3実習
13. 7月11日:課題3提出、シミュレーション(random walk)
Ø 課題3は後期に返却します。返却方法はこのサイトにアナウンスします。
¨ 「計量分析入門」02クラス(前期 西郷担当)の課題3を返却します。昼休み(12:30-12:55)に学生証持参で西郷研究室(3-302)に受け取りに来てください。期間:2006年10月10日から2006年12月22日まで。
Ø 学生による授業評価にご協力を(2006年7月18日10:00から2006年8月1日17:00まで)。
以上