早稲田大学政治経済学部(2005年度)西郷担当講義
講義の記録を目的としたページです。見栄えはよくありませんので、悪しからず。
(作成:西郷浩;掲示開始:2005年4月2日;最終更新:2006年2月10日)
ジャンプ:統計学A 01(前期), 02(後期); 統計理論I 01;統計理論II 01;データ解析01(前期), 03(後期)
統計学A 01(前期)・02(後期)
l 曜日・時限・教室:01 火1・14-102;02 月1・6-311
l 教科書:なし(講義スライドあり)
l 内容:記述統計学の基礎(一変数データの要約、二変数データの要約)
l 評価:期末試験
l 出席確認:あり
l 講義記録:01(前期)
1. 4月12日:講義のルール、講義の概要、翌週使用するデータの説明
2. 4月19日:スライドやデータのダウンロードの仕方、度数分布表の作成、ヒストグラムの作成、階級構成の指針
3. 4月26日:異なる階級幅の混在、累積度数、代表値
4. 5月10日:分布・代表値の復習、散布度(範囲、四分位範囲・偏差、分散・標準偏差)、標準化・偏差値
5. 5月17日:質問への回答(散布度の復習)、度数分布表からの平均・分散の計算
6. 5月24日:不均等度の測定(ローレンツ曲線、ジニ係数)
7. 5月31日:都道府県別大学数の分析、MS Excel の使い方、課題(任意)提出
8. 6月7日:分割表・散布図の作成、相関の概念
9. 6月14日:共分散、相関係数
10.
6月21日:回帰直線、最小二乗法
11. 6月28日:決定係数、残差プロット
12. 7月5日:変数変換、対数変換の意味
13. 7月12日:属性(質的変数)の間の関係の分析(条件つき分布、特化係数、関連係数)、政経学部の統計関連科目、期末試験について
¨ 期末試験に関する個別の質問には答えません。
l 講義記録:02(後期)
1. 10月3日:統計学Aの位置づけ、講義のルール、講義の概要、使用するデータ(データ1)の説明
2. 10月17日:度数分布表の作成、ヒストグラムの作成、階級構成の指針、累積度数分布
3. 10月24日:異なる階級幅の混在、代表値(算術平均・中央値・最頻値)
¨
質問への回答などに利用した文献:
[1] 松田芳郎(1999)『ミクロ統計データの描く社会経済像』日本評論社 95—103ページ
[2] Tufte, E. R. (1983), The Visual Display of
Quantitative Information, Graphics Press,
4. 10月31日:散布度(範囲、四分位範囲・四分位偏差、分散・標準偏差、変動係数)、標準化・偏差値
5. 11月7日:度数分布表からの代表値・散布度の計算、不均等度の測定(ローレンツ曲線、ジニ係数)
6. 11月14日:都道府県別大学数の分析、課題(任意)提出、二次元データの説明
7. 11月21日:分割表・散布図の作成、相関の概念
8. 11月28日:共分散・相関係数、回帰式、最小二乗法
¨
紹介した文献:
[1] 木下是雄(1981)『理科系の作文技術』中央公論社(中公新書)
[2] 木下是雄(1994)『レポートの組み立て方』筑摩書房(ちくま文芸文庫)
9.
12月5日:最小二乗法、決定比
10. 12月12日:当てはまりの検証(残差プロット)、変数変換、対数変換の意味
11. 12月19日:弾力性の意味、質的変数間の関係の分析
12. 1月16日:課題(任意)提出、政経学部の統計関連科目、期末試験について、授業評価参加の依頼
¨ 期末試験に関する個別の質問には答えません。
l
期末試験について:
設問で与えた条件「(xi – μX)(yi
– μY)=4654」 の値が不正確でした(正しくは5426)。このため、使用した公式などによって複数の「正解」が成立しえます。この点に配慮しながら、個々の解答の計算過程を精査して採点しました。
統計理論I 01(前期、統計理論II 01とペア)
l 曜日・時限・教室:水1・15-302
l 教科書:P・G・ホーエル(浅井晃他訳)『初等統計学』原書第4版 培風館 1981年
Ø 範囲:第2章 から第6章、 第7章 の一部(pp. 9―144)
Ø 講義スライドあり
l 評価:期末試験
l 出席確認:あり
l 講義記録:
1. 4月13日:講義のルール、講義の概要
2. 4月20日:標本データの記述(pp. 9—24.)
3. 4月27日:標本空間、事象の確率、複合事象の確率、加法定理、乗法定理(pp. 35—47.)
4. 5月11日:乗法定理の復習、誕生日問題、ベイズの定理(pp. 45—58.)
5. 5月18日:ベイズの定理の直観的説明
6. 5月25日:第3章問題演習
7.
6月1日:確率分布(pp. 74—91.)、2項分布(pp. 93—95.)
8.
6月6日:2項分布(pp. 95—101)、正規分布(pp. 102—103.)
9.
6月15日:正規分布、標準化(pp. 104—108.)
10. 6月22日:正規分布の使い方、二項分布の正規近似、問題(pp. 107—120.)
11.
6月29日:標本抽出(pp. 121—124, 130—131.)
12. 7月6日(中央線信号機故障のため10:00—10:30):統計量の標本分布、中心極限定理(pp. 130—133.)
13. 7月13日:中心極限定理の復習、問題15(p. 135)、期末試験について
¨ 期末試験に関する個別の質問には答えません。
統計理論II 01(後期、統計理論I 01とペア)
l 曜日・時限・教室:水1・15-302
l 教科書:P・G・ホーエル(浅井晃他訳)『初等統計学』原書第4版 培風館 1981年
l 範囲:第7章 の残り部分から第10章、第13章(pp. 144―232, 258―269.)
l 講義スライドあり
l 評価:期末試験
l 出席確認:あり
l 講義記録:
1. 10月5日:中心極限定理の復習、点推定と区間推定(「7月6日のスライド」、pp. 136—144.)
2. 10月12日:国勢調査関連の話題、母平均の区間推定、比率の推定(「10月5日のスライド」、pp. 144—147.)
3. 10月19日:比率の推定(「10月5日のスライド」、「10月12日のスライド」、pp. 147—156.)
4. 10月26日:第7章の問題(「10月19日のスライド」pp. 153—157.)、仮説の検定(「10月26日のスライド」、pp. 158—159.)
5. 11月2日:推定(第7章)の問題演習、仮説の検定(「10月26日のスライド」、pp. 160—163.)
6. 11月9日:推定(第7章)の問題演習の解説、仮説の検定(「11月2日のスライド」、pp. 163—165.)
7. 11月16日:両側検定、割合の検定、ふたつの平均値の差の検定(「11月9日のスライド」、pp. 165—175.)
8. 11月30日:ふたつの割合の差の検定(「11月9日のスライド」、pp. 176—178.)、小標本による検定(「11月16日のスライド」、pp. 178--179.)、検定(第8章)の問題演習
9. 12月7日:問題演習の解答例、相関と回帰(「11月30日のスライド」、pp. 191—204.)
10. 12月14日:推定値の標準誤差、小標本法(「12月7日のスライド」、pp. 206—210.)
11. 1月11日:重回帰分析、残差平方和の計算方法、問題演習について(pp. 258—262.)
12. 1月18日:問題演習の解説、今後の統計・計量分野の学習方法について、期末試験について
¨ 期末試験に関する個別の質問には答えません。
l
期末末試験について:
設問で与えた条件「(xi – μX)(yi
– μY)=237」 の値が不正確でした(正しくは277)。このため、使用した公式などによって複数の「正解」が成立しえます。この点に配慮しながら、個々の解答の計算過程を精査して採点しました。
データ解析 01(前期)・03(後期)
l 曜日・時限・教室:月5・7-312
l 教科書:なし(プリント配布)
l 内容:SASによるヒストグラムの作成、回帰分析の実行、モデルの評価・改善
l 評価:レポート(3回程度)+出席
l 出席確認:あり
l 講義記録(01):
1. 4月11日:講義の進め方・評価方法などの説明、SASのプログラムの基本、記述統計の基礎(プリント pp. 1—2.)
2. 4月18日:データのインポート、都道府県別映画館数の分布の分析(プリント pp. 3—5.)
3. 4月25日:課題1の説明、複数の変数の関係の分析(プリント pp. 6—9.)、最小二乗法の意味と性質
Ø 課題1:プリント p.6(提出期限:2005年5月9日(月)授業開始時)
1. 5月2日:解説(度数分布表とヒストグラム、代表値、対数変換など)、課題1実習
2. 5月9日:課題1提出、課題1講評、近似直線の当てはまりの吟味(プリント pp. 9—10.)
3. 5月16日:課題1の返却、変数変換による予測式の改善、対数変換(プリント pp. 10—11.)
Ø 対数変換の例:動物の体重と脳の重さのデータ;バクテリア・データ
4. 5月23日:変数変換の続き、課題2の説明、課題2の実習(プリント pp. 11—12.)
Ø 課題2:プリント p. 12(提出期限:2005年6月13日(月)授業開始時)
5. 5月30日:10 人口規模の調整、今後の予定(課題3に向けて)(プリント pp. 12—14.)
6. 6月6日:11 複数の説明要因(プリント pp. 14—17.)
Ø 課題3:プリント p. 17(提出期限:2005年7月11日(月)授業開始時[厳守])
7. 6月13日:課題2回収、13 回帰分析の実習:稲の収穫量の推定(プリント pp. 18—20.)、課題3実習
8. 6月20日:課題2返却、14 回帰分析の実習:消費関数・貯蓄率関数の推定(要データのチェック)
9. 6月27日:14 回帰分析の実習:消費関数・貯蓄率関数の推定のやり直し
Ø
消費関数・貯蓄関数の推定のためのデータ:平成15年度国民経済計算(93SNA)
2 制度部門別所得支出勘定 (5)家計:名目家計最終消費支出、名目家計可処分所得、名目家計年金基金年金準備金の変動
5 付表 (12)家計の形態別最終消費支出の構成:家計最終消費支出デフレータ
10. 7月4日:(15 回帰分析の実習:フィリップス曲線の推定:省略)課題3実習
Ø
フィリップス曲線推定のためのデータ
(1) 賃金変化率:賃金構造基本調査第3表
(2) 完全失業率:労働力調査 長期時系列データ第3表(3)
(3) 消費者物価上昇率:平成12年基準消費者物価指数(CPI)結果
平成16年年報第9表
時系列指数(総合・生鮮品を除く総合)
11. 7月11日:課題3の回収、16 シミュレーション(プリント pp. 22—25.)
New! (since October 21, 2005):課題3を返却します。学生証持参で研究室3-302に来てください(2006年3月末日まで)。
l 講義記録(03):
1. 10月3日:講義の進め方・評価方法などの説明、SASのプログラムの基本、記述統計の基礎(プリント pp. 1—2.)
2. 10月17日:データのインポート、都道府県別映画館数の分布の分析、課題1の説明(プリント pp. 3—6.)
Ø
課題1:プリント p.6(提出期限:2005年10月31日(月)授業開始時)
注:データは、平成13年特定サービス産業実態調査(プリントどおり)を使用すること。
3. 10月24日:平成16年特定サービス産業実態調査(映画館)のダウンロード、複数の変数の間の関係の分析(プリント pp. 6—10.)
4. 10月31日:課題1の回収、最小二乗法の意味と性質、変数変換による予測式の改善、対数変換(プリント pp. 10—11.)
Ø 対数変換の例:動物の体重と脳の重さのデータ;バクテリア・データ
Ø
課題2:プリント p. 12(提出期限:2005年11月21日(月)授業開始時)
注:データは平成16年特定サービス産業実態調査(プリントと異なる)を使用すること。
5. 11月7日:課題1返却・講評、課題2の説明(データのダウンロード)、課題2実習
6. 11月14日:人口規模の調整(プリント pp. 12—14.)
7. 11月21日:課題2回収、複数の説明要因、課題3の説明(プリント pp. 14—18.)
Ø
課題3:プリント pp. 17—18.(提出期限:2006年1月16日(月)授業開始時)
注:データは『日本統計年鑑 平成17年版』から引用すること。
8. 11月28日:課題2返却、第13節 稲の生産関数の推定(プリント pp. 18—20.)、課題3実習
Ø 文献紹介:「統計学A」02クラス(2005年度)11月28日を参照。
9. 12月5日:第15節 フィリップス曲線の推定 + 課題3実習
10. 12月12日: 第14節 マクロ消費関数・貯蓄率関数の推定 + 課題3実習
Ø データ:「日本の長期統計系列」第3章 国民経済計算
ü
表3-29-e
制度部門別所得支出勘定(家計(個人企業を含む))− 93SNA(昭和55年〜平成14年,昭和 55年度〜平成14年度)
ü 表3-19
国内総支出 − 93SNA(昭和55年〜平成14年, 昭和55年度〜平成14年度)
11. 12月19日: 課題3実習
12. 1月16日:課題3提出、第16節 シミュレーション(プリント pp. 22—24)、今後の学習のために
New! (since January 28, 2006):課題3を返却します。学生証持参で研究室3-302に来てください(2006年3月末日まで)。
以上