早稲田大学大学院経済学研究科(2006年度)西郷担当講義
(作成:西郷浩;掲示開始:2006年4月1日;最終更新:2007年1月29日)
講義の記録を目的としたページです。見栄えはよくありませんので、悪しからず。
ジャンプ:経済数学研究I(線形代数)(前期);統計学研究A(前期)、B(後期)
経済数学研究I(線形代数)(前期)
l 曜日・時限・教室:火6・4-307
l 内容:線形代数の計算実習
Ø 学部講義「線形代数」(井上先生担当、05クラス・月3・1-313;06クラス・月4・1-410)と連絡を取りながら進めます。初歩的な知識に不安のある受講者は、そちらも聴講してください。他の先生の講義でもかまいません。
l 教科書:縄田 和満『Excelによる線形代数入門』朝倉書店1999年+三土修平『初歩からの経済数学』第2版 1996年 日本評論社
l 評価:assignments
l 講義記録:
1. 4月18日:講義の進め方などについての説明、線形空間と線形写像、Excelの配列演算
2. 4月25日:第2章 ベクトルと行列(pp. 32—44.)
3. 5月2日:第2章 ベクトルと行列(pp. 47—49)、第3章 行列式と逆行列(pp. 50—58.)
¨ 課題1:
ü 内容:演習問題2.4 (p. 49)
ü 提出期限:2006年5月16日(火)講義開始時
ü 書式:A4用紙使用。問題番号と解答との対応がわかるように表記すること。
4. 5月9日:第3章 行列式と逆行列(pp. 60—65.)
5. 5月16日:課題1回収、第3章 行列式と逆行列(p. 59)、第4章 ベクトルの線形結合と行列の階数(pp. 81—87.)
¨ 課題2:
ü 内容:演習問題3.6(p. 80)
ü 提出期限:2006年5月30日(火)講義開始時
ü 書式:A4用紙使用。問題番号と解答との対応がわかるように表記すること。
6.
5月23日:課題1返却、連立1次方程式(pp. 93—107.)
¨
課題3:
ü 内容:演習問題4.5(p. 92)
ü 提出期限:2006年6月6日(火)講義開始時
ü 書式:A4用紙使用。問題番号と解答との対応がわかるように表記すること。
7. 5月30日:課題4実習+ベクトル空間の構造(実習をすでに済ませたもの)
¨ 課題4:
ü 内容:演習問題 5.6(p. 107)
ü 提出期限:2006年6月13日(火)講義開始時
ü 書式:A4用紙使用。問題番号と解答との対応がわかるように表記すること。
8. 6月6日:第6章 2次元・3次元のユークリッド空間におけるベクトルとその性質(pp. 108—131.)、課題2返却、課題3回収
9. 6月13日:課題3返却、第7章 固有値と固有ベクトル(pp. 132—148.)、課題4回収
10. 6月20日:課題4返却、第7章 固有値と固有ベクトル(固有ベクトルの使い方)、MATLABの利用
11. 6月27日:第8章 ベクトルによる微分、2次形式、最小2乗法(pp. 160—165)、MATLABの利用
¨ 課題5:
ü 内容:演習問題8.5(pp. 165—166.)
Ø 1. A3のみ(positive or negative definite のときは、首座小行列式も調べる。positive or negative semidefinite のときは二次形式を0とするベクトルも求める)。
Ø 2. 数回の実験の結果を記す(A1, A2, A3 すべてについて)。
Ø 3. 問題のとおり。
ü 提出期限:2006年7月11日(火)講義開始時
ü 書式:A4用紙使用。問題番号と解答との対応がわかるように表記すること。
1. 7月4日:第9章 成分が複素数であるベクトル、行列の計算(pp. 165—170.)
¨ 課題6:
ü 内容:演習問題9.5(p. 174)
ü 提出期限:2006年7月18日(火)講義開始時
ü 書式:A4用紙使用。問題番号と解答との対応がわかるように表記すること。
2.
7月11日:産業連関分析(三土(1996) pp. 7—20.)
¨ 課題7:
ü 内容:三土(1996) 練習問題2 (2), (3), (4) p. 20.
ü 提出期限:2006年7月25日(火)講義開始時
ü 書式:A4用紙使用。問題番号と解答との対応がわかるように表記すること。
3. 7月18日:産業連関分析と固有値(三土(1996) pp. 135—149.)
¨ 課題8:
ü 内容:三土(1996) 練習問題1 p. 148, 4 p. 149.
ü 提出期限:2006年7月25日(火)講義開始時
ü 書式:A4用紙使用。問題番号と解答との対応がわかるように表記すること。
4. 7月25日:多変数関数の極値と二次形式の符号
統計学研究A(前期)、B(後期)
l 曜日・時限・教室:月5・4-201
l 教科書:岩田暁一(1983)『経済分析のための統計的方法』東洋経済新報社
l 評価:assignments(+ the final exam.)
l 講義記録:A(前期)
1. 4月17日:講義の進め方等の説明、受講者を考慮した教科書の選定、第2章(確率の定義、標本空間、事象、事象の排反、加法定理、条件つき確率、乗法定理、Bayesの定理、3つのコインの問題)
2. 4月24日:第3章 確率変数と確率分布(Bernoulli試行とBernoulli確率変数、二項分布にしたがう確率変数、確率変数の和の期待値と分散、二項分布の再生性)
3. 5月1日:第3章 確率変数と確率分布(二項分布の再生性と分布の畳み込み、Poisson分布、Poisson分布にしたがう確率変数の期待値と分散)
4. 5月8日:第3章 同時確率分布、周辺確率分布、条件つき確率分布
5. 5月15日:第4章 標本抽出(確率標本抽出と有意標本抽出、母数と統計量、統計量の標本分布、中心極限定理)
6. 5月22日:第4章 標本抽出(正規分布の性質)、第5章 確率変数の関数の分布(Jacobian、積率母関数)
7. 5月29日:第4章(二項分布についての中心極限定理)、第5章(多変量正規分布)
¨ 課題1:
ü 内容:Xi ~ Poisson(λ) (i=1,2,…,n) が相互に独立のとき、標本平均を標準化した確率変数Zの漸近分布がN(0,1) であることを示せ。
ü 提出期限:2006年6月12日(月)講義開始時
ü 書式:A4用紙使用。
8. 6月5日:第6章 χ2分布
9. 6月12日(講師の都合により16:30開始):課題1回収、t分布の導出
10. 6月19日:標本平均と標本分散の標本分布・両者の独立性
¨ 課題2:
ü 内容: X~χ2(m), Y~χ2(n)(両者は独立)とする。U=X+Y, V=X / (X+Y) とするとき、(1)U, Vが独立であることを示し、(2)Vの確率密度関数を求めよ。
ü 提出期限:2006年7月3日(月)講義開始時
ü 書式:A4用紙使用。
11. 6月26日:第7章 母数の推定I(不偏性、一致性、MSE、線形推定量)
12. 7月3日:第7章 母数の推定I(区間推定、信頼領域、pivotal quantity)
¨ 課題3:
ü 内容:演習問題2(p. 159)、演習問題1, 2(p. 162)、演習問題1(p. 168)
ü 提出期限:2006年7月24日(月)講義開始時
ü 書式:A4用紙使用。
13. 7月10日:第8章 仮説の検定I(仮説検定の考え方、帰無仮説と対立仮説、第1種の過誤・第2種の過誤、有意水準、検出力、右側検定)
14. 7月24日:課題2の返却、第8章 仮説の検定I(検出力関数、検定の不偏性、比率の検定)
l 講義記録:B(後期)
1. 10月2日:第9章 回帰分析I(回帰関数、線形性、誤差項の性質、最小二乗法)
2. 10月16日:第9章 回帰分析I(最小二乗推定量の性質、残差と誤差、誤差の分散の推定)
3. 10月23日:第9章 回帰分析I(残差の期待値・分散・共分散、leverage、残差と推定された回帰係数との独立性)
4. 10月30日(時間17:40-19:20、場所 4-402)リサンプリング法(とくにジャックナイフ法)と回帰分析
¨ 課題1:
ü 内容:216ページの表のデータを用いて、以下の問に答えよ。
a. 最小二乗法によって、(実質消費支出)=α+β(実質可処分所得)+u の回帰係数βを最小二乗法で推定せよ。
b. 回帰係数βの推定量の分散の推定値を求めよ。
c. 回帰係数βの推定量の分散のジャックナイフ推定値を求め、上のbの結果と比較せよ
ü 提出期限:2006年11月27日(月)講義開始時
ü 書式:A4用紙使用
5. 11月6日:第16章 回帰分析II(線形モデルと線形性・線形写像、線形回帰モデル、射影、射影行列)
6. 11月13日:第16章 回帰分析II(leverage、残差の分布)
7. 11月20日:休講(校務のため。補講TBA)
8.
11月27日:課題1回収。第10章 相関(2変量正規分布)pp. 234—241.
9. 12月4日:課題1返却、第13章 多変量正規分布(2変量正規分布の続き、p変量正規分布の密度関数としての条件の検証)
10. 12月11日:18:00-19:30 4-402 第13章 多変量正規分布(周辺分布、条件つき分布、1次形式)
11. 12月18日:第13章 多変量正規分布(2次形式の分布、コクランの定理)
¨ 課題2:
ü 内容:226表9.7のデータを対数変換して回帰式を求め、同じデータを使ってleverage を計算せよ。
ü 提出期限:2007年1月15日(月)講義開始時
ü 書式:A4用紙使用
12. 1月15日:課題2回収、第16章 回帰分析II(最小二乗推定量・残差平方和の分布と両者の独立性、線形空間の性質)
13. 1月22日:課題2返却、第16章 回帰分析II(一部の係数についての検定)
14. 1月29日(番外。11月20日の補講。出席は取らず。)16:20-17:50 3-302:Bootstrap 法について
以上